「日本少年」不完全リスト



 このサイトではいつもマイナーなネタを取り上げているが、今回とびっきりマイナーなネタを書くことにする。

 今回は実業之日本社が発行していた少年誌「日本少年」について。
 こう書けば「『日本少年』て何?」と反応が返るのが普通だろうが、この雑誌は明治39年(1906年)1月〜昭和13年(1938年)10月の古い古い時代のものだから無理は無い。
 実は「西條八十著作リスト」を作る副産物としてこのリストができてしまったのだ。

 でも、全盛期の人気はすごく、あの横溝正史も子供のころ愛読し、読者欄に「横溝葭秋」のペンネームで作文「宿題を怠った日」(大正5年4月号 選外佳作)を投稿していたぐらいだ。(黒田さん情報ありがとうございます)
 大正13年には当時絶大な人気の挿絵画家の高畠華宵が稿料で後発のライバル誌「少年倶楽部」ともめたいわゆる《華宵事件》(これは無理な稿料値上げを求める華宵に問題があったのだが)で「日本少年」に活躍の場を移すと、「少年倶楽部」の読者も大勢「日本少年」に移ってしまったという。

 「日本少年」は編集者が執筆者を兼任することがある古い編集体制であった。例えば下のリストにもある浅原六朗は実業之日本社の社員で、「少女の友」では浅原鏡村名義で童謡「てるてる坊主」を発表している。一方「少年倶楽部」は編集者と執筆者の分業制をとっていた。とくに《華宵事件》以後、落ちた売上を回復すべく新しい作家の発掘に努め、それが「少年倶楽部」の黄金時代のきっかけとなった。
 すると今度は「日本少年」のほうが衰退していき昭和13年に廃刊となってしまったのだ。
 最終号を見ても連載は「次号に続く」とあり、編集部レベルでなく、もっと上から突然に廃刊の決定がなされたようだ。

 「少年倶楽部」は専門図書館にバックナンバーもわりあいそろっているし、『少年倶楽部名作選』(講談社)に詳しい作品リストもある。一方「日本少年」はろくにバックナンバーもそろわず、おまけにページはちぎれボロボロなことがある。もちろんリストなんてありゃしない。(「少女倶楽部」のライバル誌で同じ実業之日本社が出した「少女の友」も結構悲惨だが)

 以下のリストは精読する代物ではないけど当時どんな作品が受けたのかわかると思う。
 今よりも時代物が人気で山田長政を掲載した数年後に、別の作家が山田長政を書いている。昭和7年にはアメリカと戦う架空戦記が書かれ、国民の間に将来アメリカと戦争になる予感があったのがわかる。冥王星は新惑星プルート。当時建造された巡洋艦《摩耶》を「これで日本の守りも安全だと」ばかりに紹介した記事があるが「短い期間でこの船を作った日本の技術がいかに優秀か」と今でも聞きそうな話を書いている。また日中戦争の泥沼化にともない、兵隊がいかに勇敢に戦い死んでいったかを語る戦時美談がどんどんふえてきた。対象読者は中学生だから戦争にいった世代にあたる。こういう話で読者は自分の価値観を作っていったな。今まとめてこの手の話を読むと寒くなってくる。
 今では作者のほとんどが忘れられた存在だが、子母沢寛、山岡荘八、山中峯太郎などの有名作家もまじっている。とくに引っかかったのは夢野久作の伝記物「頭山満先生」。内容は子供のころから努力して立派になったという子供向け偉人伝の王道パターン。でも末尾で頭山満の関係者が大久保利通を暗殺したこと(これが本当のことか僕は知らん)を正しいとの書き方。
あのなあ、少年読者にテロが正しいことだなんて書くなよ。
『ドグラ・マグラ』とはちがう意味で危ない内容である

(追記)
 そうそう、あとリストにある作品で気になったのが神風(しんぷう)隼人なる作家の書いた《Gメン》シリーズ。アメリカを舞台に団探偵長率いるGメン(主人公は日本人だが部下はみなアメリカ人)がギャング団と戦うもの。なお、「題名がGメンなのになんでリーダーが民間の探偵だ」というつっこみは無視する。長期連載で毎回数十ページも書いていたのに単行本にもなっていない。神風隼人なる名前もほかではまったく見当たらない。覆面作家だとは思うが。事情を知っている人がいたら教えてください。

(追記2)
 2008年12月に「『少女の友』創刊100周年記念号」が出た。「少女の友」は中原淳一などのおかげで「軍国主義の時代に夢とロマンを追った雑誌」なる印象がある。さすがに「少女の友」も戦時中は軍国主義につかり、「女は国を守る子供を生めよ増やせよ」との書き方だったが。同じ出版社ながら「日本少年」は軍国主義どっぷりで毎号軍事美談、兵器、軍隊に入る方法を載せていた。実業之日本社からも忘れられたようだ。「少年倶楽部」より売り上げがあった時期もあるのに、影の薄い雑誌である。


三康図書館
昭和5年10月号〜11月号
昭和6年1月号〜8月号
昭和7年1月号〜4月号、9月号〜12月号
昭和8年1月号〜6月号、11月号
昭和9年11月号〜12月号
昭和10年1月号〜6月号
昭和11年1月号〜4月号、6月号〜9月号
昭和12年7月号〜12月号
昭和13年9月号〜10月号

国際こども図書館
昭和11年2、5、8、10、12月号
昭和12年2、3、5月号


青木尭
・「氷上に迷ふ」(昭和5年10月号〜?)
・「選手惨殺事件」(昭和6年3月号)
※探偵物
・「幽霊犯人」(昭和6年5月号)
※本文が全ページ欠如のため目次でのみ確認
・「雪中の死闘」(昭和7年2月号)
・「謎の魔人」(昭和7年3月号〜)
・「青鬼」(昭和7年9月号)
※探偵物
・「口笛」(昭和8年2月号)
・「怪盗対怪盗」(昭和8年3月号)
・「黒眼鏡の支那人」(昭和8年4月号)

青山桜洲
・「髑髏島(どくろとう)」(昭和5年6月号?〜12月号?)
※昭和5年10月号から連載確認
・「炎の白萩城」(昭和6年1月号〜?)
※昭和7年1月号以前に終了
・「首のない若君」(昭和7年9月号〜?)
※昭和8年11月号まで連載確認

赤木甲三
・「ある船長の日記」(昭和11年4月号)

茜松二郎
・「東亜の暁」(昭和9年12月号)
・「魔海の珊瑚島」(昭和10年1月号〜?)
※第一話のみ題名が「怪魔の珊瑚島」

芥木信男
・「赤ん坊に乳を飲ませる幽霊」(昭和12年8月号)

浅原六朗
・「瘤の大将」(昭和5年11月号)
※目次では「こぶの大将」
・「肥五一君の元日」(昭和6年1月号)
・「小僧か自転車か」(昭和7年3月号)
・「ポン吉とかん吉」(昭和7年9月号)
・「二少年物語」(昭和10年1月号〜6月号)
・「魔のスパイ」(昭和11年6月号〜?)
※昭和12年5月号まで連載確認
・「少年騎士伝」(?〜昭和13年10月号(中断))
※昭和13年9月号から連載確認。雑誌廃刊のため中断

浅原鏡村
・「煙突男」(昭和6年4月号)
※浅原鏡村は浅原六朗のペンネーム

芦沢正夫
・「暴徒の手中より逃る」(昭和8年3月号)
※本文欠。目次でのみ確認

阿野寧
・「爆弾時計」(昭和11年12月号)

有本芳水
・「秋風吹けば」(昭和5年10月号)
・「ある投手の生ひたち」(昭和6年4月号)
・「さらば故郷よ」(昭和7年4月号)
・「血に燃ゆる日章旗」(昭和7年9月号)
・「落日(いりび)は赤し」(昭和8年1月号〜6月号)
※昭和8年5月号まで連載確認
・「布哇育ちの大投手」(昭和8年11月号)
※目次は「若林投手」
・「雨の日も風の夜も」(昭和9年12月号)

安藤盛(せい)
・「怪城崩れる時」(昭和11年9月号〜昭和12年3月号)
・「バガボ族の子」(昭和13年10月号)

石田光
・「明日の戦争物語」(昭和12年8月号)

池上欽也
・「悲壮少年探偵青木君の最後」(昭和8年2月号)

池田芙蓉
・「馬賊の唄」(?〜?)
※昭和5年10月号から6年6月まで連載確認
・「燃ゆる落日」(昭和7年1月号〜?)

いけだ・さぶろ
・「世界珍遊記」(昭和8年5月号)

池田林儀
・「ローマ進軍」(昭和6年4月号)
・「リンドバーグ」(昭和6年7月号)
・「北極を探検す」(昭和6年8月号)
・「金字塔下の悲劇」(昭和7年1月号)

石中三郎
・「夜更けに訪ねた死人」(昭和12年9月号)

石本重男
・「猛虎の爪に引裂かる」(昭和11年2月号)

石森勲夫
・「あゝ血染めの古洋服」(昭和6年4月号)

一木凡
・「平和の騎士(ナイト)」(?〜昭和5年12月号?)
※昭和5年10月号から連載確認 探偵物

石原政雄
・「落下傘部隊で九死に一生を得た思ひで」(昭和11年3月号)

石丸藤太
・「渦巻く太平洋」(昭和10年1月号〜?)

石渡直次
・「死を決して霧社を脱出するの記」(昭和6年1月号)

伊藤和夫
・「沙漠の騎兵隊」(昭和11年5月号〜?)
※4月号まで執筆した平田晋策が交通事故で急死したため伊藤和夫が書き継ぐ。昭和11年12月号まで連載確認

井上亨
・「騎馬旅行一萬二千粁(キロ)」(昭和10年4月号)

岩崎栄
・「腕白太政大臣」(?〜昭和13年10月号)
※昭和12年5月号から連載確認 雑誌廃刊により中断

岩下小葉
・「小公子」(昭和7年1月号〜10月号)
※翻訳物
・「父親」(昭和7年11月号)
・「クリスマス・スキー」(昭和7年12月号)
・「甚だ粗品だが?」(昭和8年1月号)
・「広い世界へ」(昭和8年4月号〜6月号)
※作者が脳出血により急死したため中断

上田館一郎
・「生き血を吸ふ蛇」(昭和12年7月号)

鵜木達郎
・「真夜中の攻撃」(昭和8年6月号)

浮田良介
・「藪の人」(昭和11年6月号)
・「勝利の歌」(昭和12年7月号)
・「大蒙古の秘密」(昭和13年9月号)

潮寒二
・「赤道直下の洞窟」(昭和10年7月号)
※昭和10年6月号の予告でのみ確認

内田利雄
・「又十爺やの大武勇伝」(昭和8年1月号)

海原武助
・「馬賊中隊長の夢」(昭和8年11月号)

大井実
・「怪人征服」(昭和11年6月号〜?)
・「悪魔のモデル」(昭和12年3月号)

大川白雨
・「木村重成」(昭和6年6月号〜?)
※8月号まで連載確認

大木雄三
・「春とはなれど」(昭和6年4月号)

大河内翠山
・「猿飛佐助漫遊記」(?〜昭和6年5月号)
※昭和5年10月号から連載確認 目次では「猿飛佐助」号によっては本文でも題名は「猿飛佐助」
・「蜂須賀小六」(昭和6年8月号)
・「後藤又兵衛」(昭和7年1月号〜3月号)
・「粂平内」(昭和7年4月号)
・「山田長政」(昭和7年?月号〜11月号)
※昭和7年9月号から連載確認
・「前原伊助」(昭和7年12月号)
※目次では「前原伊助槍の仇討美談」

大下宇陀児
・「黒星章(こくせいしょう)」(昭和5年10月号〜?)
※探偵物 昭和7年1月号以前に終了

太田黒克彦
・「猛獣島の宝庫」(?〜?)
※昭和9年10月号から連載確認
・「いななく愛馬」(昭和10年1月号)
・「愛犬ロツク物語」(昭和10年4月号)
・「無人島」(?〜?)
※昭和11年1月号から7月号まで連載確認
・「沙漠を越えて」(昭和11年2月号)
・「密林の王者」(昭和11年8月号〜9月号?)
・「猛犬「隼」」(昭和12年1月号?〜?)
※昭和12月号まで連載確認

大貫勇爾
・「突撃『髑髏隊』」(昭和8年5月号)

大野村勇
・「情けの常陸山男の常の花」(昭和7年12月号)

大場泰三
・「白石大将鮮血の日の丸」(昭和12年3月号)

大牧四郎
・「乱れ飛ぶ血潮」(昭和7年12月号)
※目次では「異境に乱れ飛ぶ血潮」

大村俊一郎
・「愛馬いななく」(昭和12年2月号)
・「スキーする少年」(昭和12年3月号)
・「泥棒を捕まへた犬」(昭和12年7月号)
・「教へ子に捧ぐ」(昭和12年8月号)
・「香月将軍物語」(昭和12年10月号)
・「加納部隊長」(昭和12年12月号)
・「佐久間艇長の最期」(昭和13年9月号)

大村俊平
・「妖怪と血戦す」(昭和7年11月号)

大村恭太
・「勇将を泣かせた龍騎兵」(昭和8年3月号)
※本文欠。目次でのみ確認

大村兵部
・「もとの黙阿弥弱蟲庄兵衛」(昭和8年1月号)

大森卓郎
・「喧嘩唯吉」(昭和7年12月号)
※目次では「喧嘩唯吉武勇の手柄」

岡一朗
・「敗将ナポレオン」(昭和8年6月号)

丘暁二
・「母国の為め(原文ママ)に」(昭和7年2月号)

丘秋風
・「死者の出陣」(昭和7年10月号)
・「おゝ尊き血潮の花」(昭和8年2月号)

岡祐次
・「あゝ早蕨は沈む」(昭和8年2月号)

岡村俊一郎
・「召集令」(昭和11年1月号)
・「鯨ほゆる海」(昭和11年4月号)
・「南海の勇者」(昭和12年5月号)
・「皇軍に捧ぐ」(昭和12年11月号)

岡村花人
・「頓智小僧と天下の大将軍」(昭和8年6月号)

岡村牧雨
・「月下の肉弾戦」(昭和6年5月号)

岡田光一郎
・「帝都壊滅団」(昭和6年8月号)
※探偵物
・「輝くヘッドライト」(昭和8年11月号)

岡田建
・「平沼兄弟の立志奮闘美談」(昭和8年1月号)

小笠原明峰
・「白銀王国」(昭和6年1月号〜?)
※昭和7年1月号以前に終了
・「東郷平八郎」(昭和9年10月号)


岡村要吉
・「親友を救つた少年探偵敏行君」(昭和8年5月号)

奥平祥一
・「リンカーンの熱涙」(昭和6年1月号)

小沢辰夫
・「幽霊艦隊」(昭和7年?月号〜11月号)

小島健三
・「伊藤博文」(昭和11年4月号〜6月号)

小野寺雅一
・「尊きこころ」(昭和11年1月号)

帯谷種則
・「血しほをあてた聯隊旗」(昭和8年3月号)
※本文欠。目次でのみ確認

柿沼小三郎
・「僕はほんたうに天狗風をきいた」(昭和11年10月号)

笠井一郎
・「穂高の暗闇にとぶ呪ひの小僧火」(昭和11年9月号)

加藤武雄
・「村の勇者」(昭和7年10月号)
・「山の少年」(昭和8年1月号)
・「少年渡守」(昭和8年4月号)
・「光あれ」(昭和10年1月号)

金森秀太
・「雪のアルプス越え」(昭和8年3月号)

金谷完治
・「守れ!母校を」(昭和11年7月号)
・「空の守りを」(昭和11年10月号)

金子秀人
・「山海関の豪勇花田上等兵」(昭和8年3月号)
※本文欠。目次でのみ確認

嘉納叶
・「穴電車」(昭和6年1月号)
※目次では「アナ電車」

鎌倉三郎
・「謎の黒獅子の像」(昭和11年7月号〜?)

上谷中一
・「海を泳ぐ女の首」(昭和12年8月号)

神山悠
・「少年討匪行」(昭和8年?月号〜?)
※11月号が「中篇」
・「激流に立つ少年」(昭和11年4月号〜7月号)

河合純正
・「安井文部大臣の少年時代」(昭和12年8月号)

川原直一
・「九州健児の夜襲」(昭和9年11月号)

河本龍夫
・「獅子(ライオン)の囮となつた」(昭和7年12月号)
※目次では「恐ろしや獅子の囮となる」

神田伯山
・「塚原卜伝」(?〜昭和5年12月号?)
※昭和5年10月号、11月号の連載を確認 速記今村信雄

木村猛
・「決死のSOS」(昭和8年4月号)

木矢良米留
・「海底珍騒動」(昭和11年7月号)
・「世界珍探検」(昭和11年5月号)

邦枝完二
・「山田長政」(昭和11年9月号〜12年7月号)

工藤恒
・「村の小勇士」(昭和7年1月号)
・「小鳩のために」(昭和7年9月号)

久保島正行
・「海の魔と決死六十五名の大格闘」(昭和6年7月号)

玄海二郎
・「奇怪・顎取り人種の住む金山」(昭和13年9月号)

香田徹(こうだとおる)
・「魔人街」(昭和8年1月号〜6月号)
・「蒼穹(あおぞら)の戦慄」(昭和8年9月号?〜11月号)

香好弘一
・「乃木将軍と谷村計介」(昭和6年2月号)

黒旋風
・「柔道勝つかレスリング勝つか」(昭和6年3月号)
・「死を決して日本国旗を守った山本四段」(昭和6年4月号)

古賀忠道
・「蛇はほんたうに人に祟るか」(昭和12年7月号)

小林二九太
・「飛行機と紙芝居」(昭和10年5月号〜?)

湖辺塔平
・「まかり出た迷探偵」(昭和7年12月号)

小村均平
・「色黒多兵衛」(昭和7年9月号)

小森猛
・「天晴れ小政」(昭和8年11月号)

小山勝清
・「猛進三千哩(マイル)」(?〜?)
※昭和5年10月号から連載確認
・「蒙古黄金城」(昭和7年1月号〜?)
・「死の牢獄脱出記」(昭和7年1月号)
・「死線の王者」(昭和7年9月号〜?)
※昭和8年5月号まで連載確認

小山湖南
・「綱!綱!綱!綱一本の命だ」(昭和8年6月号)
※土肥穣 訳

コワート水兵
・「骸骨の笑ひ」(昭和6年3月号)
※探偵物

西條八十
・「鬼大佐と山賊」(昭和13年9月号〜10月号(中断))
※コナン・ドイル『勇将ジェラール』の翻訳。雑誌廃刊のため中断

三枝劉二
・「快男児南蛮渡航」(?〜昭和10年5月号)
※昭和9年10月号(第5回)から連載確認 単行本は『石見風雲双紙』と改題

佐久間達二
・「左門の首」(昭和8年11月号)

佐々??
※目次、本文ともページが破れ作者名が確認できなかった
・「大久保彦左衛門盥の登場」(昭和8年2月号)

笹野天風
・「熱河の爆音」(昭和8年4月号)

佐藤幸男
・「少年水兵隊」(昭和8年10月号、12月号(中断))

猿山軍曹
・「陣中日記」(昭和9年12月号)

山王俊三
・「巴里のバラバラ(原文は繰り返し記号)事件」(昭和7年12月号)

汐見瞳
・「骨折り損」(昭和5年11月号)

志川謙次
・「海賊船に捕まりに行く」(昭和6年8月号)

渋沢寿三郎
・「野蕃地を逃げ出す」(昭和11年5月号)

志摩達夫
・「ヒツトラー」(昭和10年1月号〜3月号)
・「南海の少年志士」(昭和10年6月号〜?)
・「一兵卒から皇帝となったペルシヤ王レザ汗」(昭和11年1月号)
・「大空中激戦」(昭和12年10月号)
・「支那戦線二千五百キロ」(昭和12年12月号)
※別冊付録 目次でのみ確認

清水謙三
・「僕は人魂が飛ぶのをほんたうに見た」(昭和11年8月号)

清水暉水
・「緑地獄の猛獣と闘ふ」(昭和11年5月号)
※目次では「緑地の猛獣と闘ふ」

清水暉吉
・「猛獣境を行く」(昭和12年8月号)

子母沢寛
・「怪人」(昭和6年1月号〜3月号)
・「刀の中の父」(昭和6年6月号〜?)
※8月号まで連載確認 昭和7年1月号以前に終了
・「錦旗西に輝く」(昭和7年1月号〜12月号)
・「怪洞」(昭和8年1月号〜3月号)
・「白鬼草子」(昭和8年11月号)
・「不知火城」(昭和10年1月号〜?)
※6月号まで連載確認 昭和11年1月号以前に終了

ヤコウレヰーチ・シモーノフ
・「噫!横川・沖烈士最後の真相」(昭和9年12月号)

下村千秋
・「天草の若武者」(昭和6年4月号)

白木陸郎
・「極北の怪工場」(?〜?)
※昭和9年10月号から連載確認

白須賀六郎
・「懸賞百萬円」(昭和11年12月号)
・「謎の軍用金」(昭和12年5月号)
※別冊付録
・「上海紅蜘蛛団」(?〜昭和12年8月号)
・「猿山(えんざん)大秘録」(昭和12年9月号〜?)
※角書きは「懸賞百萬円続篇」 12月号まで連載確認
・「上海爆弾日記」(昭和12年10月号)

神風(しんぷう)隼人
・「空の怪賊」(昭和11年7月号)
・「黒覆面の殺人魔」(昭和11年8月号)
・「魔の妖術師」(昭和11年9月号)
・「黒衣十字軍」(昭和11年10月号)
・「人を殺す幽霊」(昭和11年11月号)
※次号予告でのみ確認
・「廃墟の怪魔団」(昭和11年12月号)
・「戦慄の密偵団」(昭和12年1月号)
※次号予告でのみ確認
・「地染の黄金」(昭和12年2月号)
※別冊付録 目次でのみ確認
・「暗黒帝王」(昭和12年3月号)
・「殺人地獄」(昭和12年4月号)
・「海軍スパイ事件」(昭和12年5月号)
・「殺人特急」(昭和12年6月号)
※次号予告でのみ確認
・「闇夜の騎士」(昭和12年7月号)
・「正義の爆弾」(昭和12年8月号)
・「Gメン危うし」(昭和12年9月号)
・「謎の宝石怪盗団」(昭和12年10月号)
※以上「Gメン」シリーズ 次号予告と実際の題名が違う場合が多いので信憑性は低い

菅谷龍兵衛
・「猛虎の火達磨だ」(昭和6年3月号)
・「河馬と水牛の大血戦」(昭和6年4月号)
・「大ゴリラと戦ふ」(昭和6年6月号)

鈴木氏亨
・「天晴れ阿呆の金忠介」(昭和8年2月号〜3月号、5月号)
・「滝川大佐バルチック艦隊単独襲撃」(昭和12年5月号)

鈴木重雄
・「大蛇と猛虎血みどろで戦ふ」(昭和6年3月号)

関口三郎
・「宝玉の秘庫ビルマの奥地へ」(昭和7年3月号)

曽我五郎八
・「体を洗ふお饅頭」(昭和7年12月号)

高井貞二
・「伯父を訪ねて」(昭和9年12月号)

高桑義生
・「鞭をもつ少年」(昭和10年1月号)
・「勤皇少年組」(昭和11年1月号〜3月号)

田方富士夫
・「海賊島脱出記」(昭和12年8月号)

高月代二
・「象のやうな黒人を投げ飛す(原文ママ)」(昭和6年6月号)
・「怪盗か役人か」(昭和7年3月号)
・「宇都宮の釣天井」(昭和7年11月号)
・「現われ出た怪二少年」(昭和8年3月号)
・「孝子狸裁判」(昭和8年4月号)
・「身替りの獄門」(昭和8年6月号)
・「狐の捨子事件」(昭和8年11月号)
・「赤い狐火」(昭和11年12月号)
・「熱血に護る軍旗」(昭和12年3月号)

高月代三
・「霧の夜の幻影」(昭和7年1月号)
※高月代二の誤植かもしれないが、本文のみで雑誌の目次が欠如しているため不明

高原太郎
・「山の兄弟」(昭和11年5月号)

高信峡水
・「弁公の失敗」(昭和6年3月号)

高山文英
・「新高の怪人窟」(?〜昭和5年12月号?)
※昭和5年11月号から連載確認 10月号には掲載なし
・「絶海の新日本島」(昭和6年6月号)

竹内敬介
・「お化を車に乗せて走つた」(昭和12年8月号)

武田邦茂
・「無念!敵将を逸す」(昭和11年4月号)

武田紅夢
・「一ツ目小僧事件」(昭和6年6月号)
・「米屋ギヤフン」(昭和6年7月号)

武田青竜
※武田飛竜の誤植?
・「絶壁上の砲陣」(昭和5年11月号)

武田飛竜
・「永沼挺身騎兵隊鉄橋大爆破」(昭和5年10月号)
・「明治の義経」(昭和6年3月号)
・「鉄条網もろ共散った三烈士」(昭和7年4月号)
・「熱河氷上淵上軍曹の最期」(昭和8年4月号)

武田俊彦
・「凄惨な死の底へ」(昭和7年2月号)

竹田靖治
・「敵線突破」(昭和10年4月号)
・「日本海々戦美談」(昭和10年6月号)
・「海底王国」(昭和11年1月号〜5月号)
・「輝くニ少年」(昭和11年2月号)
・「富士ヶ峯にもゆる生命の焔」(昭和11年9月号)
・「盲の名馬『高勇』号」(昭和12年7月号)

武富邦茂
・「大海戦の前夜」(昭和6年5月号)
※作者は当時海軍大佐とのこと
・「夕闇を衝く血染めの愛機」(昭和11年3月号)

只野豚児
・「スタンプ太郎漫遊記」(昭和11年1月号〜?)

橘正次
・「この小国民の純情」(昭和12年10月号)

田村俊夫
・「南洋の日本男児」(昭和10年5月号)

田中義夫
・「大楠公得物語」(昭和5年10月号)

田中富士夫
・「豊台(フンタイ)に咲く花」(昭和12年9月号)

谷文弥
・「金州城頭に翻へる軍旗」(昭和8年3月号)
※本文欠。目次でのみ確認

筑摩京三
・「骸骨の仇討」(昭和5年10月号)
・「柿の木ぢいさん」(昭和6年5月号)
・「柱餅」(昭和7年1月号)
・「岩見重太郎武勇伝」(昭和7年11月号)
・「義士のにせ切腹」(昭和7年12月号)
※目次では「忠臣四十七士のにせ切腹」
・「将軍をへこました勇敢小僧」(昭和8年5月号)
・「荒木又衛門の助太刀」(昭和8年6月号)
・「珍妙化物伝」(昭和8年11月号)

千葉一作
・「ゲリラ戦の正体?」(昭和13年9月号)

千葉春村
・「西郷隆盛」(昭和5年10月号)

千葉省三
・「誉れの名刀」(昭和10年6月号〜)

千布露雄
・「熱涙」(昭和6年7月号)
・「逝く春」(昭和7年3月号)
・「愛は死よりも強し」(昭和8年5月号)
・「再起に輝くナポレオン」(昭和8年6月号)

津田洋吉
・「池田中尉の孝心」(昭和11年4月号)

角田喜久雄
・「怪異雛人形」(昭和12年1月号?〜?)
※角書きは「いろはの左近捕物日誌」
・「鬼面三人組」(昭和12年7月号〜)
※角書きは「いろはの左近捕物日誌(第二話)」 12月号まで連載確認

土生武一
・「シベリア血戦記」(昭和5年11月号〜12月号?)
・「敵の塹壕突いて」(昭和6年1月号)
・「安平鎮攻撃の五勇士」(昭和6年4月号)
・「決死の松花江横断」(昭和6年6月号〜7月号)

津田洋吉
・「壮快なる南氷洋の大捕鯨船」(昭和12年7月号)

寺島柾史
・「人造人間」(昭和10年2月号〜?)
※6月号まで連載確認
・「煙突の無い汽船」(昭和11年6月号)
・「幽霊船」(昭和12年8月号)
※別冊付録 目次でのみ確認
・「飛行潜水艦」(?〜昭和13年10月号(中断))
※昭和13年9月号から連載確認。雑誌廃刊のため中断
・「海賊船」(昭和13年9月号)
※別冊付録 目次でのみ確認

天守寺虎次郎
・「壁の中に声あり」(昭和11年12月号)

所秋鳳
・「胸で折る銃剣」(昭和5年11月号)
・「天野康景」(昭和8年11月号)

轟秋風
・「日本両拳闘大試合」(昭和7年1月号)

轟勇三
・「片腕をもがれて死守す」(昭和8年3月号)
※本文欠。目次でのみ確認

富山義郎
・「御紋章を仰ぎ隊長奮死」(昭和8年3月号)
※本文欠。目次でのみ確認

直木三十五
・「血盟胡蝶隊」(昭和8年1月号〜?)
※6月号まで連載確認

中川庄蔵
・「先生の手帳」(昭和7年3月号)
・「広瀬中佐柔道の誉れ」(昭和8年2月号)
・「英霊一千名軍旗と消ゆ」(昭和8年3月号)
※本文欠。目次でのみ確認
・「黄金髑髏島」(昭和8年4月号〜6月号)

中河与一
・「雪に埋れた小屋」(昭和8年5月号)

中島義人
・「純情に思はず泣く」(昭和11年12月号)

長田幹彦
・「心の故郷」(昭和6年1月号)
・「風の街」(?〜昭和7年2月号)
※昭和7年1月号から連載確認

中根茂
・「剛太郎の日曜日」(昭和7年3月号)
・「情けの鉄の腕輪」(昭和8年1月号)
・「蛮骨先生」(昭和8年5月号)
・「野球騒動」(昭和8年11月号)
・「剛太郎と魚釣り」(昭和8年6月号)

中村星湖
・「放浪(さすらい)の親子」(昭和7年2月号)

中村隆男
・「脱走賊」(昭和11年2月号)

中村六三郎
・「誉れの校葬」(昭和10年4月号)
・「われ等の鑑」(昭和11年2月号)
・「愛の勝利」(昭和11年6月号)
・「少女軍の一隊」(昭和12年2月号)

奈良志蛮
・「幽霊塔下に白くゆらゆら動く魔人」(昭和7年11月号)

南沢十七
・「海底ジヤバル団の神秘」(昭和13年9月号)

二階堂常夫
・「見みどろの青い手」(昭和11年8月号)

西義高
・「ライオンと大蛇の大血戦」(昭和11年2月号)

西川武男
・「僕はほんたうに夢の中の人間に出会つた」(昭和11年12月号)

仁科春彦
・「昭和の太閤秀吉篇」(昭和6年1月号〜2月号)
※目次では「昭和の太閤秀吉」
・「昭和の水戸黄門篇」(昭和6年3月号〜5月号)
・「九郎判官義経の巻」(昭和6年6月号〜7月号)
※以上はすべて「英雄が今の世に生まれたら」シリーズ

二宮伊平
・「松岡全権の生ひ立ち」(昭和8年2月号)
・「白川大将と大工」(昭和10年1月号)
・「南次郎将軍」(昭和10年2月号)
・「少年行進曲」(昭和11年1月号?〜昭和12年3月号)

貫木恭爾
・「幼児の西郷隆盛と新井白石」(昭和8年2月号)

根津史郎
・「大胆不敵の加藤友三郎」(昭和10年6月号)

野方木人
・「大利根の愛犬」(昭和11年1月号)
・「新岩窟王」(昭和11年8月号〜)
※12年5月号まで連載確認

野口青村
・「運命の血戦」(昭和6年1月号)
・「嘆きの猿」(昭和6年5月号)
・「山田一等兵」(昭和7年1月号)
※本文全ページ欠落。目次でのみ確認
・「怪魔島」(昭和7年2月号〜?)
※昭和7年8月号前に終了か
・「激浪の歌」(昭和7年?月号〜?)
※10月号まで連載確認
・「吹雪の丘」(昭和7年12月号)
・「嵐に立つ」(昭和8年1月号〜2月号)
・「海の勇者」(昭和8年3月号)
・「砂丘の春」(昭和8年4月号)
・「兄帰る」(昭和8年5月号)
・「村社(むらこそ)選手」(昭和11年10月号)
・「無敵双葉山」(昭和12年2月号)
・「横綱男女の川」(昭和12年5月号)
・「鉄血捕手桜井」(昭和12年7月号)
・「少年航空兵三勇士」(昭和12年10月号)
・「荒鷲少年航空兵奇蹟の生還」(昭和12年11月号)
・「豪勇川崎少佐」(昭和12年12月号)
・「水の王者天野」(昭和13年10月号)

野原辰夫
・「北支戦線異常なし」(昭和12年11月号〜昭和13年10月号(中断))
※雑誌廃刊のため中断

野村秀一
・「見事!風呂場の最後(ママ)」(昭和8年2月号)
※目次では「幡随院長兵衛風呂場の最後(ママ)」

野村秀太
・「巌流島の大試合」(昭和8年2月号)

野村俊夫
・「宮田東峰物語」(昭和12年1月号?〜3月号)

橋爪健
・「祖国に捧ぐ」(昭和7年4月号〜?)

畑四郎
・「山海関城壁に翻る日章旗」(昭和12年3月号)

花田音次郎
・「風雲の熊本城」(?〜昭和11年2月号?)
※昭和11年1月号のみ連載確認
・「植田大将物語」(昭和11年7月号)
・「武器なき挺身隊」(昭和12年10月号)
・「傷兵列車を死守す」(昭和12年12月号)

濱丘浪三
・「大ナポレオン」(昭和5年11月号〜?)
※本文では号により題名が「大ナポレオン」「大奈翁(ナポレオン)」と変わる
・「愛国の熱血児」(昭和7年2月号)

坂東太郎
・「轟雷助」(昭和7年10〜11月号、昭和8年1月号)

肥後京三
・「主家のために悪人をこらした猫」(昭和12年5月号)

肥田恭太
※目次には「肥田恭太」ではなく「新堂隆一」
・「石川五右衛門との忍術合戦」(昭和8年2月号)

平岩久七
・「奇怪!開場を走る人なき船」(昭和12年9月号)

平尾逸平
・「泣き笑ふ乃木将軍」(昭和8年2月号)

平田晋策
・「沙漠の騎兵隊」(昭和11年1月号〜4月号)
※作者が交通事故で急死したため絶筆。以後は伊藤和夫が書き継ぐ。

平野零児
・「黄金の義勇軍」(?〜昭和10年1月号)
※昭和9年10月号から連載確認

覆面憂国士
・「太平洋大海戦」(昭和7年1月号〜12月号)
※作者は有名な予備役少将とのこと。将来ありうるアメリカと戦いを想定した。

藤岡俊三
・「幌馬車白虎隊」(昭和10年1月号〜6月号)

藤口秀吉
・「少年灯台守」(昭和11年4月号)
・「軍神・飯田部隊長」(昭和12年11月号)
・「噫!尾方京二郎少佐」(昭和12年12月号)
・「空の軍神南郷少佐」(昭和13年9月号)
・「峠に嘶く愛馬」(昭和13年10月号)

藤沢衛彦
・「お化とはどんなものか」(昭和12年8月号)

藤村浩
・「上泉伊勢守」(昭和8年1月号)

本多友司
・「僕はほんたうに幽霊を見た」(昭和11年8月号)
・「裏磐梯の鬼婆」(昭和12年9月号)

松倉彰
・「真剱の試合」(昭和6年2月号)

松崎直人
・「死を賭し軍銃を守る」(昭和7年1月号)
※本文全ページ欠落。目次でのみ確認

松平久麿
・「真紅の疑問符」(?〜昭和11年10月号?)
※昭和11年1月号から連載確認 昭和11年3月号扉絵にのみ「スカーレツトクエスチヨンマーク」とルビ。

松本泰
・「名犬富士丸」(昭和10年1月号)
・「六角箱の謎」(昭和10年4月号)
・「鍵」(昭和11年1月号)

松山思水
・「ライオンの胴にサツと血飛沫」(昭和6年8月号)

三島幸道
・「山の勇者」(?〜昭和13年10月号(中断))
※昭和13年9月号から連載確認。雑誌廃刊のため中断

三木保
・「南米の王者」(昭和11年5月号〜7月号)

水原陣之助
・「甲板(デツキ)に火を放つて海賊を追い払ふ」(昭和8年5月号)

三村宏義
・「弥助大砲」(昭和8年4月号)

宮崎一雨
・「旭日輝く阿里山」(昭和6年5月号)

峯村太郎
・「山本五十六少将」(昭和9年1月号)
※本文欠、目次のみ確認

宮崎博史
・「クラス会の幹事」(昭和9年10月号)
・「お弁当と教員室」(昭和9年11月号)
・「発火演習味噌糟」(昭和9年12月号)
・「トンカ先生の閻魔帳」(昭和10年1月号)
・「トンカ先生の苦学」(昭和10年2月号)
・「トンカ先生の威厳」(昭和10年3月号)
・「トンカ先生の実力」(昭和10年4月号)
・「トンカ先生の宿直」(昭和10年5月号)
・「トンカ先生の採点」(昭和10年6月号)
※以上角書きは「中学生物語」
・「鯛やき同盟」(昭和11年1月号〜)
※11月号まで連載確認
・「ちんぴら名探偵」(昭和12年3月号)

宮里良保
・「ツエツペリン伯爵の偉業」(昭和11年3月号)

宮澤宏雄
・「忍術大合戦」(昭和7年11月号)

水田明
・「吹雪する夜」(昭和7年1月号)

水町恭二
・「怪盗金星王」(昭和9年12月号)

宮川源吾
・「恩人の危急を救つた猫」(昭和12年5月号)

宮田衛
・「○陽城総攻撃の一番乗り」(昭和12年5月号)
※「○」の部分は文字コードがなく書けないが、さんずいに「欒」

宮田弘毅
・「中村少佐惨殺事件」(昭和8年2月号)

村岡筑水
・「アフリカ密林の奥地人猿と人類との凄じい(原文ママ)戦ひ」(昭和5年11月号)
村岡主計
・「母の戒めに発奮した幕末の剣客渡辺昇」(昭和8年1月号)

村井貞吉
・「義侠の海賊」(昭和7年4月号)

村川健
・「南洋の活劇」(昭和7年12月号)

村田義光
・「満洲の嵐」(昭和9年6月号?〜12月号)
※昭和9年10月号(第7回)から連載確認
・「廟港の十字火」(昭和10年1月号)
・「西部戦線の日本男児」(昭和10年6月号)
・「大空の一騎討」(昭和11年3月号)
・「無敵U・D八十四号」(昭和11年4月号)
・「加藤清正」(昭和12年2月号)
・「武田信玄」(昭和12年3月号)
・「後藤又兵衛」(昭和12年5月号)
・「毛利元就」(昭和12年7月号)

村松梢風
・「昇る太陽」(昭和11年7月号〜10月号)

室見川徹
・「兄弟軍歌」(昭和13年9月号)
・「荒鷲の母と子」(昭和13年10月号)

本地正輝
・「天空の熱涙」(昭和7年4月号)

柳家金語楼
・「愉快な水兵さん」(?〜?)
※昭和9年10月号から連載確認
・「山下二等兵」(昭和11年1月号〜12月号)
・「山下一等兵」(昭和12年1月号〜昭和13年10月号(中断))
※昭和12年3月号と9月号は別冊付録 12月号まで連載確認 雑誌廃刊のため中断

山内敏郎
・「孤塔の怪光」(昭和6年7月号)

山岡荘八
・「南洋の日本男児」(昭和10年3月号〜5月号)
・「真田幸村」(昭和11年7月号〜12年3月号)
・「二刀流宮本武蔵」(昭和12年7月号)
※別冊付録 目次でのみ確認
・「猿飛佐助」(昭和12年8月号〜?)
※12月号まで連載確認
・「隠密鷹の羽卿」(?〜昭和13年10月号(中断))
※昭和13年9月号から連載確認。雑誌廃刊のため中断

山鹿哲夫
・「恐るべきスパイの鍵」(?〜昭和13年10月号(中断))
※昭和13年10月号のみ連載確認。雑誌廃刊のため中断

山川元
・「蛇に呪はれたる人」(昭和12年7月号)

山崎太一
・「蛸入道帆船を巻き込む」(昭和6年1月号)

山下一夫
・「亡霊が呼ぶ洲の崎の魔海」(昭和11年9月号)

山中峯太郎
・「少年進軍」(昭和10年4月号〜昭和11年3月号)

弓館小鰐
・「感激の叫び」(昭和12年7月号)

夢野久作
・「頭山満先生」(昭和11年1月号〜4月号)

横沢千秋
・「深夜に蚊帳が怪物となる」(昭和6年7月号)

横手龍天
・「紀州の海底に人をのむお化貝」(昭和11年9月号)

龍造寺雄
・「幼児の丸目蔵人」(昭和8年2月号)

リヒトホーフエン弟
・「空中実戦記」(昭和13年10月号)

六郷伸一
・「田之浦の幽霊屋敷」(昭和10年1月号)
・「変装の残党」(昭和11年2月号)
・「怪宝天狗面」(昭和11年4月号〜9月号)

鷲尾雨行
・「塚原卜伝」(昭和12年11月号〜)
※12月号まで連載確認
・「少年上杉謙信」(?〜昭和13年10月号(中断))
※昭和13年9月号から連載確認。雑誌廃刊のため中断

若木兵四
・「闇の命令」(昭和7年4月号〜?)
※探偵物 昭和7年9月号前に終了か

和田政雄
・「天誅組」(昭和10年1月号)


作者不明
・「軍事探偵ニユウス」(昭和5年10月号)
※探偵物
・「暗夜の活劇」(昭和6年2月号)
・「小僧参った」(昭和6年2月号)
・「身の毛もよだつ大蛇狩り」(昭和6年2月号)
・「山津波に呑まれた盲目の父」(昭和6年2月号)
※昭和6年2月号の作品は目次、本文ともページが破れ作者名が確認できなかった
・「事実探偵ニユウス」(昭和6年3月号)
※探偵物
・「徳三宝の道場荒し」(昭和7年2月号)
・「蝿の秘密」(昭和7年2月号)
・「鉄拳制裁」(昭和7年3月号)
・「愛国の狼煙」(昭和7年3月号)
※昭和7年2月号〜3月号の作品は目次、本文ともページが破れ作者名が確認できなかった
・「スリと西郷南洲翁」(昭和7年12月号)
・「魔と謎の北氷洋を横断す」(昭和8年1月号)
・「自由自在機」(昭和8年1月号)
※目次、本文ともページが破れ作者名が確認できなかった
・「少年李鴻章の奇知」(昭和8年1月号)
・「尾州の浪人重太郎」(昭和8年2月号)
・「道場破りの??」(昭和8年2月号)
※目次、本文ともページが破れ正確な題名と作者名が確認できなかった
・「仁君水戸黄門の狐??」(昭和8年2月号)
※目次、本文ともページが破れ正確な題名と作者名が確認できなかった
・「装甲列車死の驀進」(昭和8年4月号)
※目次、本文ともページが破れ作者名が確認できなかった
・「鬼歓の一と突き」(昭和8年4月号)
・「荒鷲爆撃隊」(昭和8年5月号)
・「安延大尉誉れの不時着水」(昭和8年6月号)
・「空の赤鬼リヒトホーヘン」(昭和8年6月号)
・「敵機七十五台を射落とす」(昭和8年6月号)
・「ツエツペリン飛行船に撃突す」(昭和8年6月号)
・「関西の大暴風」(昭和9年11月号)
※目次が破れ作者名が確認できなかった
・「幕末維新志士物語」(昭和10年1月号〜3月号)
・「明治維新の英傑物語」(昭和10年4月号〜?)
※昭和10年6月号まで連載確認
・「あゝ空の両勇士」(昭和11年3月号)
※目次、本文ともページが破れ作者名が確認できなかった
・「先頭を切る棚橋部隊長」(昭和12年10月号)
・「松沢軍曹南見苑城一番乗り」(昭和12年10月号)
・「肉弾空中戦の二勇士」(昭和12年10月号)
・「猛勇一人で敵兵を撃退す」(昭和12年10月号)
・「あゝ空軍の花梅林中尉」(昭和12年10月号)
・「壮絶!江南に散る花」(昭和12年10月号)
※以上昭和12年10月号の作品はすべて角書きは「皇軍大激戦武勇美談」
・「杉山軍事探偵」(昭和12年10月号)
※別冊付録。目次でのみ確認
・「梅林大尉の少年時代」(昭和12年11月号)
・「黒田武士、沈勇的野三空曹」(昭和12年11月号)
・「葉隠武士の魂軍人秀島大佐」(昭和12年11月号)
・「血染めの肩章」(昭和12年11月号)
・「森田特務兵の奇蹟」(昭和12年11月号)
・「単身傷ついた戦友を守る」(昭和12年11月号)
・「隊長の遺骸を探す部下」(昭和12年11月号)
・「重傷を押して突貫する戦友」(昭和12年11月号)
・「高田決死隊の奮戦!」(昭和12年11月号)
・「奇蹟!敵陣中に十九日間数万円入りの大行李を死守す」(昭和12年11月号)
・「勇壮敵の手榴弾を投返す」(昭和12年11月号)
・「敵弾もさける愛の千人針」(昭和12年12月号)

本誌記者
・「天秤かついだ貧しい行商少年から世界で指をりの真珠王となる」(昭和6年1月号)
・「大画家となった中村不折先生」(昭和6年2月号)

本誌特派員
・「豪膽・和田鉄二郎隊長」(昭和12年12月号)
・「山下鬼大尉今やいづこ」(昭和12年12月号)
・「猛将・高橋赫一郎大尉」(昭和12年12月号)
・「豪勇白相定界大尉」(昭和12年12月号)
・「蒲地梅雄航空兵曹」(昭和12年12月号)

一記者
・「丁稚小僧から大実業家に」(昭和6年3月号)

坂東妻三郎 片岡千恵蔵 大河内伝二郎
・「少年剣侠記」(昭和7年1月号〜3月号)
※有名俳優の書いたリレー小説。坂東、片岡、大河内の順。ただし名義貸しで作者は別人か。


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